昭和57(1982)年7月、安田平八により創業された販売促進(セールスプロモーション)の会社です。最終の所在地は、東京都千代田区飯田橋でした。安田平八は、大日本製糖株式会社並びに株式会社紀文に勤務。それぞれの関係子会社の経営再建に手腕を発揮、また、中小企業診断士の資格を昭和45年に取得。平成6年社団法人中小企業診断協会東京支部中央支会長、同10年東京支部副支部長、同13年協会本部常任理事歴任。同14年中小企業振興の功により黄綬褒章受章。平成24年安田平八の死去に伴い、長男の安田明が2代目代表取締役に就任しました。
新型コロナウイルス感染症が大きな問題となり、緊急事態宣言が発出された令和2年4月からは、売上がほとんどなくなり、令和2年度及び令和3年度の売上は極度に低迷する。コロナの影響で丸1年間売上が低迷した令和3年度の売上は、コロナ前の令和1年度の5%に過ぎませんでした。この間、持続化給付金等国や都からの給付金を受給し、いわゆるゼロゼロ融資を受け、資金を確保して会社の存続をはかりました。雇用調整助成金を受け、従業員の給与を確保し、また、日々雇用の登録デモンストレーター販売員に対しても、休業支援金の申請を援助しました。
令和4年になっても、売上の回復が芳しくなく、また手元資金がほぼ枯渇し、新たな融資も銀行とも相談したがかなえられずに、やむなく廃業を決意し、令和4年3月に事業停止、廃業しました。一部の取引先や従業員、デモンストレーターにご迷惑をおかけしたことについては、深くお詫び申し上げます。
しかし、取引先の食品メーカー、卸会社等や、また従業員やデモンストレーターからも廃業当初より再起を願う声も多く、感謝する次第です。